2014年08月25日

赦しながら•••パウロ三木 A

彼の罪状書きにはこう書いてありました。
「この者どもはフィリピン、ルソンの使節と称し、日本に来たり•••••」
それを見てパウロ三木は大声を上げて叫びました。
「ここにおられるすべての方々、
私の言うことをお聞きください。
私はフィリピンから来たルソン人ではございません。
れっきとした日本人でございます。
そしてイエズス会の修道士でございます。
私は何の罪も犯したわけではございません。
ただイエス•キリストの福音を宣べ伝え、その教えを広めたという理由だけで殺されるのです。
はばからずに申し上げます。
確かに私はイエス•キリストを宣べ伝えました。
そしてこの理由で殺されるのを私は喜んでおります。
神さまから与えられたこの殉教のお恵みを心から神さまに感謝申し上げます。
人が死に臨んでどうして偽りを申しましょう。
私はいま、死に臨んで真実のみを申し上げています。
私の言うことをどうか信じてください。
この方イエス•キリストによるほか以外に救いの道のございませぬことを確信して申し上げまする。」