2019年12月24日

四十一  浦上四番崩れ5ー津和野の拷問

すると氷は、みしみしと破れ、二人は氷の下を泳ぎ回りましたが、深くて背が届かず、やっとの思いで池の真ん中に浅いところを見つけて足先で立ち、破れた氷の上に頭を出して苦しい息をしました。そのとき、役人が「仙右衛門、甚三郎、天主が見ゆるか。さあ、どうじゃ」とあざけりました。そして、水を何度も組んで顔に投げ付け、いきができないようにしました。それよりだんだん体は冷え凍り、震えが来、歯はがちがち鳴り出しました。その時、仙右衛門は甚三郎に言いました。「甚三郎、覚悟はいいか。私は目が見えぬ。世界がくるくる回る。どうぞ私に気を付けてくだされ」
posted by 日本教会史 at 07:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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