2019年10月13日

三十三  キリシタンの潜伏5−バスチャンの4つの予告預言

外海の形右衛門
バスチャンから7代たった時に、長崎の外海というところに形右衛門という一人の老人がいました。彼は信仰篤(あつ)い人で、コンヘソーロ(神父)が来るのを、ずっと待っていました。彼は涙を流しながら、こう言っていたのです。「黒船の渡来も遠い事ではないぞ。コンヘソーロがやって来て、コンヒサンを聞き、罪科の赦しを頂ける日は近づいた。オラショも教えも大声でできるようになるぞ。牛肉も食べられる世にはなるが、それは金持ちや上つ方ばかりで、我々貧乏人の口には乗るまい。その日が近づいたというのに、このわしは何と不幸なんじゃ。コンヘソーロに会(お)うて、コンヒサンを申すこともできないで死んでしまう。しかし、お前ら若い者は、その時代を見ることができるのじゃ」
posted by 日本教会史 at 07:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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