2018年10月25日

三十一  キリシタンの潜伏3−浦上の地下組織

 浦上の地下組織

彼らが、7代250年もの間、キリストへの信仰を守り通すことができたのには、2つの大きな理由があると思われます。その一つは、彼らの作った「地下組織」でした。この地下組織は、次のような三役で構成されていました。

1、帳方(ちょうかた)・・・浦上に一人おり、バスチャンの日繰り(ひぐ)りを所持していて、1年の祝日や教会行事の日を繰り出す。また、祈りや教義などを伝承する。
2、水方(みずかた)・・・・各郷に一人おり、帳方から伝えられた祝日や祈り、教義を聞役(ききやく)に伝える。また洗礼を授けるのも、水方の役目でした.
3、聞役(ききやく)・・・・各字(あざ)に1人おり、一戸一戸の信者を掌握していて、水方から伝えられたことを各人に流す。
このような帳方・水方・聞役という指導系統ができていたのです。250年に及ぶ長い間、一人の神父も指導者もいない中で、信者たちが信仰を伝え継承できたのは、一つには、この組織のゆえであったといえるでしょう。
 そしてこのような地下組織は、浦上ばかりではなく、外海地方、五島、平戸、生月地方のキリシタンたちも持っていました。
posted by 日本教会史 at 07:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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