2018年07月03日

十二  死刑執行人、寺沢半三郎の苦悩ー三つの願いを退ける

退けられた最後の願い

 唐津では快く旧友の願いを聞き入れた半三郎も、時の権力者秀吉を恐れ、その機嫌を損ねては自分の立場が危うくなると、約束を簡単に反故(ほご)にしてしまいます。 また、キリシタンの町に入り、多くのキリシタンたちが、囚人たちを取り戻すために、今でいうテロ行為のようなことをしないかと恐れたのです。 まるで自分の立場を守るために、イエスを群集に渡し十字架につけたピラトのように、半三郎は、秀吉を恐れ、自分の立場を守るために、殉教者たちの願いを退けたのです。 しかし、殉教者たちが失ったものは、何もありませんでした。  彼らは西坂の丘で、喜びに満たされて、天国へ勝利の凱旋をしたのです。
posted by 日本教会史 at 05:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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