さまざまな殉教
12歳の最年少のルドビゴ茨木は、やりを受けた時、「パライソ(天国)、パライソ(天国)」と言って、目を天に向けながら、殉教したのです。トマス小崎は、父のミカエル小崎とは、東と西に遠く離されて十字架にかけられていました。正確に言えば、トマス小崎は20番目の十字架にかけられており、父のミカエル小崎は4番目の十字架にかけられていたのです。しかし、この親子はほとんど同じころにやりを受けて殉教し、共に天国に召されていったのです。こうして、2人ずつ東西に分かれていた執行人が、中央であうころには、26人の処刑は終わろうとしていました。けれども、最後まで残された人がいました。それは、26人のリーダーだったペテロ・バプチスタ神父でした。