2019年05月20日

十二  死刑執行人、寺澤半三郎の苦悩ー三つの願いを退ける

退けられた最後の願い
唐津では快く旧友の願いを聞き入れた半三郎も、時の権力者秀吉をを恐れ、その機嫌を損ねては自分の立場が危うくなると約束を簡単に反故(ほご)にしてしまいます。また、キリシタンたちが、囚人たちを取り戻すために、今でいうテロ行為のようなことをしないかと恐れたのです。まるで自分の立場を守るために、イエスを群集に渡し十字架につけたピラトのように、半三郎は秀吉を恐れ、自分の立場を守るために、殉教者たちの願いを退けたのです。しかし、殉教者たちが、失ったものは、何もありませんでした。彼らは西坂の丘で、喜びに満たされて、天国へ勝利の凱旋をしたのです。

posted by 日本教会史 at 07:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする