2018年11月08日

三十三  キリシタンの潜伏5−バスチャンの4つの予告預言

外海の形右衛門
 「牛肉も食べられる世にはなるが、それは金持ちや上っ方ばかりで、我々貧乏人の口には乗るまい。その日が近づいたというのに、このわしは何と
不幸なんじゃ。コンヘソーロに会(お)うて、コンヒサンを申すこともできないで死んでしまう。しかし、お前ら若いものは、その時代を見ることができるのじゃ」 ところがある日、大きな黒船がやってきたと言って人々が騒いでいるのです。彼は小高い丘に登って、そのところを打ち眺めました。「これじゃバスチャン様の預言の黒船じゃ。じゃが、わしはコンヘソーロに会うて、コンヒサンを申すまでは生きてはおらぬ」そう言って、彼は涙をこぼしたのです。
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