2018年08月04日

十七  最後まで魂の救いー宣教を求めて

父子の別れ

 ちょうどその時,ヨハネ五島のお父さんが、ちょうどそこへ、やがて死につく我が子に、最後の別れを告げにやってきたのです。ヨハネ五島は年老いた父の姿を見つけると、やにわに駆け寄り、しっかりと父と抱き合って、こう言いました。「お父上様、魂の救いよりも大切なものは何もありませぬ。この事を、よくお考えになってください。そして決して油断せず、怠らぬよう、くれぐれもお頼み申します」「ジュアンよ、その通りだ。決して怠りりはしないから、お前は元気いっぱい、力に満ちて、喜んで死んでいきなさい。お前は、神さまへの忠節のために死ぬのだから、父は喜んで、お前の死を見届けよう。私も、お前の母上も、必要とあらば、主が思し召しになる時に、神の愛のために、キリストさまに、この命をささげる覚悟も、用意もできています」この年老いた父は、愛する息子と抱き合い、言葉を交わすと、もう何も思い残すことはないと、足早に去っていきました。





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posted by 日本教会史 at 15:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする