2018年06月04日

七  ルドビゴ茨木1

ルドビゴ少年

 ルドビゴ少年は、再び半三郎の目をしっかり見て、こう言いました。「そうしてまで、私は生き延びたいとは思いませぬ。なぜなら、終わりのなき永遠の命を、たちまち滅びるつかの間の肉体の命とは代えられないからです。 お奉行さま。あなたの方こそ、キリシタンにおなりになり、これから私が参りますパライソにおいでなさるのが、ずっと良いことです。 あなたもキリストを信じて、私と一緒に天国に参りましょう」 半三郎は、返す言葉もなく重くまぶたを下ろし、瞳を閉じたのです。
posted by 日本教会史 at 03:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする