2018年04月03日

四十一 浦上四番崩れ5−津和野の拷問


氷責め
 すると氷は、みしみしと破れ、ふたりは氷の下を泳ぎ回りましたが、深くて背が届かず、やっとの思いで池の真ん中に浅い瀬を見つけて足先で立ち、破れた氷の上に頭を出して苦しい息をしました。  その時、役人が「仙右衛門、甚三郎、天主が見ゆるか。さあどうじゃ」とあざけりました。そして、水を何度もくんで顔に投げ付け、息ができないようにしました。 それよりだんだん体は冷え凍り、震えが来、歯はがちがち鳴り出しました。 その時、仙右衛門は甚三郎に言いました。「甚三郎、覚悟はいいか。私は目が見えぬ。世界がくるくる回る。どうぞ私に気を付けて下され」 もはや息が切れようとする時に、役人が「早く上げろ」と言いつけました。
posted by 日本教会史 at 06:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする